FC2ブログ
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
空へ
2012/06/28(Thu)
かばん6月号に出詠しましたので、こちらにもアップしたいと思います。
ひさしぶりの連作は挽歌となってしまいました。

…………………………………………………………………………………

 空へ 

    膝抱え眠るわたしの空洞にすっぽりはまってアンはまるまる 

 せめて愛する家族の膝で逝けたならどうしてこんなに冷たい床で

 閉じても閉じてもうっすらひらく潤んだ目最後に何を思っていたの

 茎までは焼けないからと 茎よりもたやすく空へと還る肉体

 ふわふわの胸元の毛も肉球の匂いももうないないということ

 人生の半分ほどに寄り添って逝ってしまったアン十五歳

 撮る人の顔を探しているように遺影はどれも首をかしげて

 父の読む新聞を踏みならす音家族の朝から抜け落ちて 春

……………………………………………………………………………

ペットを飼っていたらいつかこの日が来ることは覚悟していたつもりだったのに、
いざその時がきたらそれはもう情けないほど涙が止まりませんでした。
私があまりに泣くので3歳の息子が、
「しゅうたがいっぱいいいこいいこして治してあげる」と言って、
硬くなった体を何度もなでるので余計に涙が止まらなくなってしまって…。
まだ寒い3月、第一歌集にも登場したアン(ボストンテリア)が逝去しました。

父のブログ『重箱の隅』「お知らせ」
スポンサーサイト
この記事のURL | いろいろ作品集 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<かばん6月号五首選 | メイン | ブログの紹介>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://kazeutahanauta.blog80.fc2.com/tb.php/97-0988fecd

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。