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かばん30周年記念イベント
2013/03/13(Wed)
お祭りだ!お祭りだ!

所属誌かばんが今年30周年を迎えます。
私はちょうどその半分くらいいさせてもらっています。

それで、30周年をお祝いするイベントが5月にあります。
参加申込受付はじまりました。
詳しくはコチラご覧ください。

豪華な会になりそうです。
お申し込みはお早めに!

わたしは6人のなかまと展示企画「プーさんの鼻の穴」(仮題)、
それから朗読をさせていただく予定です。
詳しくはまたこちらでも書いていきたいとおもいますが、
どちらもここ何年かで作った育児をテーマにした歌を再構成して発表します。

ぜひ遊びにきてください。


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かばん2月号五首選
2013/02/28(Thu)
image.jpg

久しぶりの更新です。
そしこれまた久しぶりにかばん五首選しました。
2月号、いい作品が多くてかなり悩みました。

床に差す光にやわく手をひたし次はさわれぬものに生まれる
雨宮真由


やわらかい音の積み重ねが心地よい一首。
光に手を「ひたし」たときのほんのりとした感触から、
「さわれぬもの」への思いまで体感を通して一緒に跳べる感じがします。
連作のタイトルを「さわれぬもの」にしちゃったのはちょっともったいなかったかな。

「タフでかつ従順」という要件を満たして残る 僕は残れない
あまねそう


結句の字余りが凄い効果を生んでいると思います。
字面から絞り出すような声が聞こえてきて、すごく心に迫ってくる。
一字空けの前まで主体自身のことを言ってるように読ませておいて、
の結句なのでなおさら効果を生んでいます。

親密な暗闇に身をあずけつつ確かめている金星の位置
柴田瞳
信頼が生む沈黙よカーテンはにぶい光をたくわてゆく


この歌とどちらにしようか迷いましたが、
より幸せが伝わってくる「親密な〜」のほうを選びました。
「親密な暗闇」も「暗闇に身をあずけ」るも、
さりげなく置かれていますがとても巧い表現。
「暗闇」の位置に一緒にいる相手を感じさせつつ、
そう書かずにワンクッション入れることで、
精神的な一体感を感じさせます。

思い出すたびに薄れてゆくひとを冬、襟立ててかばいながら
法橋ひらく
ざわめきのなかに沈んだ聴覚を置き去りにして雪のあかるさ


法橋さんの作品もどれを選ぶかすごく悩みました。
一首目は説明抜きにしてすごく好きだったので、
五首選ではそちらを選びましたが、
二つ目の作品も聴覚と視覚のありかたを非常に巧く表現されていて、
いい歌だとおもいます。
体言止めとひらがな表記も効果的。

五首以外で気になった歌を。

県鳥の首のラインを愛してる僕らはずっと埼玉の子だ
丸広で市村夫妻が食材を買ってた噂を誇らしそうに
大澤サトシ


これは埼玉っ子としては触れずにいられません。
一首目はおそらく本物のシラコバトではなく、
コバトンじゃないかとおもうのですが。
子供がぶら下がりたくなるあのライン。
わたしもコバトン大好きです。
二首目は受け取れる人が非常に限られた球だと思うのですが、
よく投げましたね(笑)丸広ってどこ?市村夫妻って誰?ってひとが多そう。。。
でもこのへんじゃヤオコーに篠原涼子がいた!とか話題になるんですよね(笑)

ああ、時間切れです。大澤さんの短歌で盛り上がりすぎました。
幼稚園バスがやってきます。
運転手さんそのバスに〜僕も乗っけて。。。
いや、時間がないんです。
以下コメント付けられなくてすみません。

ツムギアリの一匹としてあゆみ出づ駅前スクランブル交差点
雨谷忠彦

灰色の空から降りた遮断機が遮断したものから風が吹く
若草のみち

本当はカレーが食べたかったなど列の後ろで呟かぬこと
川合大祐

店じゅうのスノードームをひとつずつ返す 真水にただよう雪の
鯨井可菜子
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結婚式
2012/10/13(Sat)


今日は歌人仲間の柴田瞳ちゃんの結婚式でした☆

瞳ちゃんとは同時期に第一歌集を出版し批評会も一緒にしていただいた仲で、
会った回数は実はそんなに多くないけれど、
長~くゆるりと心地よいお付き合いをさせていただいている大切なお友達です。

結婚式には歌人集団かばんの新旧メンバーもたくさん来ていて、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

とにかくすごかったのは余興!
完成度が高過ぎて余興の域を完全に超えてました。

だんなさまのバンドと瞳ちゃんのお父様のギターのコラボ、
だんなさまファミリーのセッション、
瞳ちゃんが溺愛している弟さんの長持歌、
そして瞳ちゃんのパフューム(カタカナでごめんなさい)…
どれもすばらしくて思わずじーんとしてしまったり、
自然と体を揺らしてリズムをとったり、
ほんとにお二人への愛と親しみが溢れた素晴らしいライブでした♪

楽しみにしていた瞳ちゃんのドレス姿も、
ほんっとにきれいで見ているだけで思わず涙が…
お色直しの爽やかなブルーのドレスもよく似合ってました。
ブーケに入っていたブルースターの花の色みたいに、
ほんとにきれいなブルーで…☆

素敵なお式に参加させていただいて、とってもしあわせでした。

愛されて愛して育ってきたんだね
そんな二人がいま歩きだす 風花
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かばん6月号五首選
2012/06/28(Thu)
1206_convert_20120628172738.jpg


かばん6月号、歌作品も、特集、小特集もとても面白く、
読み応え満点の特集号でした。

かばん三兄弟もなつかしく…優しくすてきなお兄さまがたに、
歌会でお会いするのがとてもたのしみで、
長男植松さんの恋のうたに、次男千葉さんの青春歌に、
三男中沢さんとは即興で二人題詠をしたこともあり、
作品にもきゅんきゅんさせられっぱなしでした。

さて、五首選+αです。

あらいざらい 波打ちぎわにあのときの身重のわたしがつけた足跡
飯田有子


一読して今月のナンバーワンはこの歌!とおもいました。
「身重」という語がこの歌に人生を背負わせるような重みを与えています。
そして字余り一字あけで初句に置かれた「あらいざらい」の清新さ。
母でありながら母としてではない等身大の裸の「わたし」が、
すっと立ちあがってくる一首です。

電線にみちびかれつつ電柱はひとりきたりぬ雨後の地球を
佐藤弓生

ミツバチのささやききこゆ窓に耳あたためている秋のおわりは
佐藤弓生

どちらも文語と修辞のしなやかさを感じるとても魅力的な作品。
「ひとりきたりぬ」や「ささやききこゆ」の音の美しさ、質感を、
口語で出すのはなかなか難しいとおもう。
擬人法のおもしろさ、倒置で着地するときに残る余韻、
じっくりと味わえる作品ですね。

延滞金 ツタヤ」で検索するほどに無気力だった私の朝に
睦月 都


「無気力」ぐあいがものすごく伝わってきますね。
男性だと返しに行っちゃうほうが楽っておもうのかな、
とにかく外に出たくないっていうこの感覚、よくわかります。

てぬぐいを腰にさしこみ青年がゴムやわらかき人力車引く
井辻朱美


「ゴムやわらかき」が秀逸。
「青年」の動きや筋肉のしなやかさまで想像させます。

まだうれしい、と気づいてバスの先見れば暴風雨ほぼ降りしきるさくら  
柳谷あゆみ


毎回柳谷さんのお歌入れてしまってますね。完全にファンです。
「まだうれしい、と気づいて」ってすごい。
この湧きあがるようなむふふ感をあっさり歌に詠んでしまうとは!
春の気分にぴったりなんですが、
あえてふわふわした情景と合わせたりしないところがニクイです。

今月は育児、子育て(イクメン短歌も!)の連作がたくさんあって、
激しく共感しました。

武将の名付けられた子は潔く「乳は要らん」と結ばれる口
本多忠義


0歳児がいるわが家ではどの歌もほんとに「そうそうそう!」でした。
掲出歌は赤ちゃんの表情はさることながらご両親の思いなども伝わってくる、
とてもいい歌だと思いました。

オルガンの音より響く歌う声じゃなくてわんわん泣き叫ぶ声
大澤サトシ


そして今年入園した子もいるわが家では大澤さんの連作も、
「あるあるある!」の連続(笑)
東上線ユーザーとしては歌会でも話題になった「東上線柄」もヒットしました。
歌会では若い女子から「フィクションとしか思えない」という発言もあり、
そうかぁ…とたしかな隔たりを感じたりもしました。

あをあをと健やかであれあとのことはわりとどうでもいい 草太よ
後藤葉菜


七夕の短冊にも「健やかであれ」という願いが溢れていますが、
「わりと」にリアルな感じがこもりましたね。


レギンスの膝伸びてゆくしゃがみこみ吾子の目を見て話す間に 
有田里絵


これもほんとに実感がこもっていますね。
ああまたレギンスの膝が伸びちゃう、でも、
やっぱりしっかり目を見て話さなくては、という親ごころ。
レギンスもジーンズもみんな膝が出てしまって。。。

お揃いの水着とゴーグル泳ぎ去る子らは人造人間めいてつやめく
三澤達世


スイミングスクールを詠んだ一連。
スクールのギャラリーでいつもぼんやり座っているわたし。
日常のいたるところにモチーフは転んでいるんだな、
と改めて反省させられました。
スイミングの子たち、一様に細くてちっちゃな水着を着て、
つやつやしてて、まさしく「人造人間」みたいに見えます。
パンツ一枚で川遊び、という風景と比べると、
ますます「人造人間」が影を帯びてくるような。
できるだけ自然におおらかに育てたいものです。

私もいましか詠めない子育ての歌をもっと詠まなくては。
子供はどんどん大きくなり、わたしの言葉はどんどん痩せてゆき、
ちょっと、いやすごく、焦ります。



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空へ
2012/06/28(Thu)
かばん6月号に出詠しましたので、こちらにもアップしたいと思います。
ひさしぶりの連作は挽歌となってしまいました。

…………………………………………………………………………………

 空へ 

    膝抱え眠るわたしの空洞にすっぽりはまってアンはまるまる 

 せめて愛する家族の膝で逝けたならどうしてこんなに冷たい床で

 閉じても閉じてもうっすらひらく潤んだ目最後に何を思っていたの

 茎までは焼けないからと 茎よりもたやすく空へと還る肉体

 ふわふわの胸元の毛も肉球の匂いももうないないということ

 人生の半分ほどに寄り添って逝ってしまったアン十五歳

 撮る人の顔を探しているように遺影はどれも首をかしげて

 父の読む新聞を踏みならす音家族の朝から抜け落ちて 春

……………………………………………………………………………

ペットを飼っていたらいつかこの日が来ることは覚悟していたつもりだったのに、
いざその時がきたらそれはもう情けないほど涙が止まりませんでした。
私があまりに泣くので3歳の息子が、
「しゅうたがいっぱいいいこいいこして治してあげる」と言って、
硬くなった体を何度もなでるので余計に涙が止まらなくなってしまって…。
まだ寒い3月、第一歌集にも登場したアン(ボストンテリア)が逝去しました。

父のブログ『重箱の隅』「お知らせ」
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